日本水大賞

厚生労働大臣賞を受賞しました

日本水大賞のページ


加古川グリーンシティ防災会


私たちは何故?防災井戸を掘ったのか?

防災井戸の活動を全国に広げたいために

「日本水大賞」に応募いたしました。

防災井戸活動とは
阪神・淡路大震災や中越地震において
罹災後、避難生活中において
心臓疾患が発生し、多くの方が亡くなりました。

その方々は、絶対に亡くならずにすんだはずなのです。
私たちは、こう思いました。

「ひとりでも無駄な死を無くしたい!」

 

 
 

人間が生きていく為に必要な「生きるための水」とは、飲み水や食物に含まれている水分であり、最低一人一日3L以上が必要と言われています。避難生活が始まれば、飲料水は行政等からの給水支援活動や救助物資及び一般小売店でのペットボトル販売などで確保はできます。しかし、近年発生した災害からの教訓では、人間が最低限の生活をするために1日に必要な生活水の量は「飲料水に5L、調理に10L、清拭に15L、トイレに20L」の50Lだと言われおり。その中で最も必要とされるのがトイレの水と言われています。入浴は我慢できますが排泄行為を我慢する事は不可能です。また、水洗トイレは少量の水で流すとすぐに排水管が詰まってしまいトイレの機能を失うだけではなく居住機能すら失ってしまいます。新潟県中越地震ではライフラインに壊滅的な被害がおよぼされましたが、井戸にはほとんど被害が無く、井戸水によって生活に必要な「水」の確保ができたと聞いています。このような大災害による緊急事態に備え、防災井戸による非常時の生活水を確保する計画をたてました。
阪神淡路大震災では死亡者6434人のうち922人が地震後に亡くなり、新潟県中越地震では51人中35人が地震後しばらく経ってから亡くなっています。なぜ無傷で生き延びた人が命を落としてしまうのか。避難生活中に死亡する大きな原因のひとつに「トイレ問題」がありました。避難生活でのトイレ問題が人を死に至らしめる場合とはどういう事なのでしょうか。阪神淡路大震災や新潟県中越地震では、以下の問題が深刻を極めました。

1.避難所のトイレ数は避難民の数に比べて圧倒的に少ない
阪神淡路大震災では30万人以上の人々が学校などに集まり避難生活を送りました。神戸市内の避難所は3563カ所、その内仮設トイレが設置されたのはたった1033カ所に過ぎなかったのです。
2.地震の影響で水道が断水し避難所の水洗トイレは使用できない
仮設トイレまたはトイレが無かった人はどのような行動をとったのかと言うと
 ◆とにかく水が出ないのでみんなが用足しをしてその上にまた用を足した
当然トイレは許容量を超えて溢れかえり、用を足せる状態ではなくなってしまった
 ◆水もないし仮設トイレもなかったので被災者のほとんどがトイレを我慢していた
 ◆大半の人が水分摂取をなるべく少なくしてトイレに行かないようにした

避難生活をする中で、もっとも危険なのはトイレに行きたくないがために水分を控えることです。
水分を摂らなくなる事で脱水状態となり、血栓ができやすくなり血栓症になってしまう可能性が高くなります。阪神淡路大震災の地震後に亡くなられた方の死因を調べると、心不全、心筋梗塞、脳梗塞、エコノミークラス症候群(肺塞栓)など、3割の人が血管を詰まらせる病気で亡くなっています。トイレを我慢し、水分を控えると言うことは、死に至る危険性が非常に高くなるということです。
このように、生活水さえ確保できれば、トイレを気にすることなく水分を補給でき、また自宅の安全が確認できれば断水状態でも十分に暮らすことができます。従って、血栓症になる確率も大幅に減少させることができることになります。


『人間が最低限の生活をするために1日に必要な生活水の量は「飲料水に5L、調理に10L、清拭に15L、トイレに20L」の50L』と言うのは、アメリカの太平洋開発環境安全研究所のピーター・グレイク所長の研究によるものです。

 

 



表彰状 近日アップします。




授賞式 風景



名誉総裁 秋篠宮殿下と
同妃殿下がいらっしゃるので

とにかく緊張!

写真には写せませーん!





「ありがとうございます」



平林副会長も緊張!


さぁ、発表だ
時間きっちり守らなければ!




同行の防災会メンバーに邪魔されながら
新幹線の中で練習した結果を出そう。



しっかりと発表できました。


「トイレ問題!」と言ったところで
開場から「へぇー」っと
声があちらこちらから聞こえてきました。


いっぱいいて、何処にいるのか、忘れました。


懇親会で写真を撮っていただきました。

「あっ、そとで吉村先生が待っているぞ!」

この後、吉村秀實先生と
打ち上げに行きました。「乾杯ーー!」

吉村先生とは・・・・

 

防災井戸のホームページへ


読売新聞記事
2008/05/31


日本水大賞 応募に関するデータ

日本水大賞ホームページより

受賞活動の紹介




日本水大賞

発表用データ

「なぜ、私たちは防災井戸を掘ったのか?」

公開します