日岡神社 秋大祭

神輿(御輿)の組み方

「神輿」の組み方には、「屋台」の組み上げと混同されることが多いようですが
神輿本体の親棒の上に横棒(トンボ)を乗せ、横棒(トンボ)の両端の下側に脇棒(担ぎ棒)を結び付ける。
ところによっては、横棒(トンボ)の上に神輿本体の親棒を乗せることがあるが、基本的には親棒と脇棒の両方を担ぐので親棒を下にする方がよい。
結び方は、呼称は色々あるようだが、角縛り(固め結び・箱結び)で固定する。
最後に結び紐を濡れタオルなどを使い、水で湿らせる(水を掛ける)。

神輿の組み方の解説へ
担ぎ棒の結び方

元々日岡神社の神輿は、横棒(トンボ)脇棒(担ぎ棒)は使用していませんでしたが
近年から担ぎ手を増やすために取り付けられたと宮司さんから聞きました。

1989年 輪番 平野町内会 写真
2007年 輪番 グリーンシティ・平野・ネオハイツ連合 写真



下記の写真は、1989年10月の日岡神社秋大祭の記録です。 この写真は、当時平野町内会が神輿の担ぎ手の輪番であったようだ。

やはり、神輿の組み方は当時キッチリとした「神輿組み」で、
神輿本体の親棒の上に横棒(トンボ)を乗せ、横棒(トンボ)の両端の下側に
脇棒(担ぎ棒)を結び付ける方法で組み上げられています。

下記の写真は、2007年10月の日岡神社秋大祭の記録です。 2007年度は、加古川グリーンシティ・平野・ネオハイツの連合で、神輿を担ぐことになりました。新しいマンションと昔からの地域が合体し、新しいコミュニティのはじまり足音を聞くことができ、氷丘に吹き始めた新しい「風」を感じることができた素晴らしい祭になりました。  
祭りの後・・・

何年か先に、また担ぐことがあるだろう
その時のために
このページは保存していきたい
それが
ひとつの伝承だろう!
祭りは「ひとりではできない」
みんなの力が一つになってこそ祭がある。
薄れかけるコミュニティ力を再構築できる
すばらしい場を設けていただいた
地域の方々に
感謝!

2007年の祭で制作したアイテム

スェットスーツ 長袖・長ズボン

Tシャツ 背面 2通り制作



下記は、参考までに日本一の神輿屋と呼ばれている創業文久元年/宮内庁御用達の東京浅草「宮本卯之助商店」資料から抜粋しています。


有名なところでは、左図が浅草三社祭・京都祇園祭・出雲大社・伊勢猿田彦神社(この場合が多い)等
右図が天満天神祭


トンボ棒や脇棒は、神輿を担ぎたいという担ぎ手が多くなり、
少しでも多くの人が担げるように後付で付けられるものです。
本来は、親棒を担ぐのが基本であるため、左図の場合が多いと言われている。
決まり事としては、脇棒はトンボ棒の下側に付けるようにする。

脇棒をトンボ棒の上側に付けるのは、トンボ棒で進行方向が遮られるなど危険であり、
本来の神輿を担ぐと言う意味からもずれてしまうため、
あまり全国的に見ても、脇棒を上側に付ける地域は少ないようだ。

kakogawa greencity 2007