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2024年6月号
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『南海トラフ巨大地震』その5(発表されたら?)
「南海トラフ地震臨時情報(調査中・巨大地震警戒・巨大地震注意)」が発表されたらどうすれば?
まず基本パターンで考えると『南海トラフ地震臨時情報(以下、臨時情報)・調査中』発表から約2時間で追加発表がされます。
『臨時情報・巨大地震注意』これは大変だ!監視領域内の想定震源域内のプレート境界面において、通常と異なるゆっくりすべりが発生したと評価されたことによるもので『強い揺れが来るぞ!構えろ!』となる。だが、実際のところ臨時情報・巨大地震注意が先なのか、臨時情報・巨大地震警戒が先なのかは、その時の評価判定でしか判らない。
とにかく猛烈に揺れる可能性が高くなったということは間違いない。
何もなければ笑って済ませることができるが、猛烈な揺れは笑うことすらできなくなる可能性があるのです。
では『臨時情報・巨大地震注意』が発表された場合、我々の日常生活は少し不便な期間がしばらく続くと発表され巨大地震の発生間近ということになる。
パターン的に、巨大地震注意・警戒が発表されても何も起こらないことが最良なのだが、しかしながらそうはいかないだろう。
不便さは、巨大地震注意の発表から大地震発生し巨大地震警戒となり、更なる猛烈な大地震が再び発生し、再度、巨大地震注意になり、調査終了をむかえるパターンは、トテモ不便で不安定な生活が永く続く非日常最悪継続パターンを表しているのだ。
基本的には、巨大地震警戒が発表されて一週間、何もなければ巨大地震注意になり一週間、何もなければ調査終了となる。
これが、巨大地震注意からスタートする一番永い戦いとなるパターンとなる。一番良いのは地震の発生がないことだが、周期性特徴を持つ南海トラフ地震は『必ずいつか大地震は発生し、それは永い時を超えて繰り返す』このことは、紛れもない史実からの現実なのです。
まずは『南海トラフ地震』を知ること、続けて『南海トラフ地震臨時情報』を知っておくことが大切です。
南海トラフ地震で影響を受けるのは、30都府県以上、しかし震源次第でそれ以上に影響を及ぼすことになる。
その時に慌てぬように、今から自分自身のBCP(事業継続計画・生活継続計画)を考えておきましょう。
どうやって生き延び、どのように復興をたどるか?今から始めることが大切です。大災害になってからでは遅すぎる。
何も起こっていない平穏な日常の中で考えておくことが大切です。
南海トラフ地震は、東側と西側で別々に時間をおいて発生する場合が多いようだが、そんな呑気なことはいってはおられないような気がする。
今からさかのぼること約300年、宝永年間1707年10月28日、宝永地震(史上最大級地震)M8.6~M9.3の巨大地震が発生。
その49日後に富士山が噴火。これは今日までの史上最後の富士山の噴火となった宝永大噴火が起きている。
その2年後には阿蘇山が噴火。関連とも考えられるが巨大地震発生の2年前から桜島の噴火、浅間山の噴火が記録として残る。 『南海トラフ地震臨時情報・調査中』が発表されたら臨時情報・巨大地震警戒および臨時情報・巨大地震注意は発令されると考えて置いた方が良い。
もう「調査中」の時点で異常な現象が観測されているのだ。
速度を増してカウントダウンが始まったと考えるべきであり『巨大地震警戒』や『巨大地震注意』の発令にあわせ備えて準備をするのではなく、「備えの確認をすること」です。間違っておられるのが、臨時情報が出てから「備えれば良い」と高をくくっている人を見受けます。
しかし、焦り・パニックに近い状態の中で、自分に必要なものを短時間では備えられません。このような人に限って「物資の取り合い」「買い占め」をする。それも本人がさほど必要としないものであっても、備えの学びがない状態では「他者と同じものを備えよう」と間違える。
『絶対にそれでなければならない!』というものは自分にしか判らないのですが、にもかかわらずトイレットペーパーだのペットボトルの水、おにぎりに冷凍食品等々、工夫すれば他のもので補えるにもかかわらず奪い合いのパニック行動となる。
自分が本当に必要とするものを守るためには、日常の平時の中で防災を少しは学び、自分に必要なものを少しだけ余分に備える。
そして、使っては買い足し、買い足してはそれを使うというローリングストックを心掛けていれば、普通の家なら食べ物は分け合えば、1週間程度は事足りるものだ。
また、防災活動の中で私たちは「生活用水」に注目し防災井戸を掘りました。
ひとつで足りないから2つの井戸を掘っています。1分間に200L以上は汲み上げることができ、2つで400L/毎分。2000人が暮らすマンション、ひとつの井戸で1000人分、足りるか足りないかは、その時にならないと判らない・・・

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