熱中症の予防
熱中症とは、体の中と外の"あつさ"によって引き起こされる様々な体の不調で、例年では体が暑さになれていない梅雨明け直後の7月下旬に熱中症患者数が多くなります。
熱中症は軽い症状でも、そのままにしておくと重症へと進行し、死に至る場合もあります。
暑い時期の運動はなるべく涼しい時間帯に行うようにし、また急激な運動を避け、休憩と水分補給を頻繁に行う必要があります。
外出するときは帽子や日傘で直射日光を避けるようにしましょう。
また、地面に近いほど気温が高いのでベビーカーのお子さんには常に気をつけてあげましょう。
服装は吸湿性や通気性のよい素材で、色合いも熱を吸収しない(白系の色)にするといいでしょう。
室内でも、熱中症になりますので熱さ対策を十分に!

もしも、熱中症になったら!
熱中症の手当の基本
休息
(rest) 安静をさせる。そのための安静を保てる環境へと運ぶこととなる。 
衣服を緩める、また、必要に応じて脱がせ、体を冷却しやすい状態とする。
冷却
(ice) 涼しい場所(クーラーの入っているところ、風通しの良い日陰など)で休ませる。症状に応じて、必要な冷却(冷えたペットボトルやビニール袋に入れた氷を両脇の下にはさむ)を行う。
水分補給
(water) 意識がはっきりしている場合に限り、水分補給(スポーツ飲料などが適切、無い場合には、コップの水にひとつまみの塩を溶かしたもの)をおこなう。意識障害がある、吐き気がある場合には、医療機関での輸液が必要となる。
以上の三つがベースとなって手当を行ない、症状やその程度によって、手当の内容が決定される。